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ふたりの女上司、母も美少女も。
第5章 第五章 最期は淫フェルノ
「あなたには全部キチンと伝えるわ…嘘はつかない…」

身繕いをしながら静かに部長が答えた。
「機材の手配ができたらメールします。取り付けの時はご同行頂けるんですよね…」
「もちろんよ…それじゃ、よろしくね…」
真珠のような歯を溢れさせて部屋を出て行った。いつものように、あの香水の残り香を置いて…。その香りに新垣さんを思い出してしまう。

井川部長の話が本当なら田崎がそんな取引をしてる事など知らずにあんなバイトをしていた訳だ。知らない幸せと言うにはあまりにも酷すぎる。盗聴器取り付けの時に顔を合わせる事になるだろうし、メールする事にした。井川部長の推測と田崎との事を洗いざらいにだ。

送信直後、新垣さんからリメールが入ってきた。
『加山くん、連絡ができなくてゴメンなさい。情報ありがとう。あなたにもお伝えしたい大事な事があります、これからこちらに来れませんか?山崎は出張中で他には誰もいません。連絡ください』
大事な事…その一言が引っかかる。特に用事があるわけではないので、すぐに行く旨メールした。

ふと見ると、ミユからの着信が入っていた。
『翔、お疲れ!チャットやめて別のバイト探してる。雑貨屋さんとかカフェとか…決まったら連絡するね!』
フッと笑みがこぼれる。『ガンバレ』と一言、メールを返してあげる。


ミユに聞いていた西海岸のタワーマンション。新規開発の目玉として市が誘致した大手ゼネコンの物件だ。そびえ立つ壁面は総ガラスでマジックミラーなのだろう、部屋の中はまるで見えない。キラキラと輝きを放つ巨大なオブジェのようだ。最上階の部屋をエントランスで呼び出す。
「どうぞ…」
懐かしい新垣さんの声だ。モニターで僕だと確認しているのだろう。
「はい…」
そう答えるのがいっぱいだ。エレベーターの中で何から話すか整理しようと考えを巡らすがまとまらない。すぐに最上階まで着いてしまった。大理石の壁に重厚なドアが待ち構えている。目の前に立つと『カチャッ』と音がしてドアが開き新垣さんが微笑んでいた。三月前よりシャープなイメージでさらに美しさを増しているように思える。黒のシルクブラウスに深くスリットが入ったミニタイトスカート、ガーターベルトがさりげなく覗いていた。


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