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ふたりの女上司、母も美少女も。
第5章 第五章 最期は淫フェルノ
それから小一時間ほど設営の下調べに費やした。その間部屋をアテンドしてくれる新垣さんの横顔を盗み見ながら、最後まで井川部長から盗聴器を取り付けるように依頼された事は言い出せず、例のメモリースティックと相殺して考えてもらえればいいと自分勝手に思う事にした。
「新垣さん…じゃあ、また明後日…」
「ええ…なんだかスッキリしたわ…それじゃ、おやすみなさい…」
僕は全くスッキリなどしていない。ひとつひとつ面倒な事が累積してどこから手をつけたらいいのかと思いを巡らせながらドアを閉めた。



プロジェクターの設営当日、機材を例のタワーマンションに直送しているので僕は井川さんの真っ赤な欧州車で出向く事になった。理由はひとつ、こっそりと取り付ける盗聴器と僕の判断で追加注文した盗撮用の超小型カメラの受信範囲が約百メートルと限られているため、受信モニターを部長の車に設置したからだ。
「加山君、朝9時から設置開始してどの位時間がかかりそうなの?今日は夕方までは新垣さんが一人のはずよ…二階のベッドルームに入る方法を考えないと…」
夏の終わりの柔らかな朝の日差しをシェードで受けながら走る運転席から、サングラスの井川部長が尋ねる。
「そうですね…午後の…3時までにはテストも含めて終わらせられると思います…途中でメール入れますから、そのタイミングで事務所に来てください。なんとか15分位新垣さんを事務室のほうに引き付けて欲しいんですけど…」
「3時ね…。わかった、やってみるわ…。市長があの事務所に入るのが早くて午後5時半位だから、貴方がこの車に戻って受診チェックを入れても間に合いそうね!」
「何か問題が無ければですけど…」
車線変更を繰り返しアクセルを踏み込む。乱暴な運転だ。
「部長、そんなに慌てなくても余裕で間に合いますよ!」
「えっ…別に慌ててないけど…」
気がつくと海岸線通りを走り、タワーマンションが視界に入ってきた。程なくしてエントランス前のロータリーに着くと僕だけが降りる。
「それじゃ何かあったらメール頂戴ね…裏側の造成地で待機してるわ!」
「わかりました…では後ほど…」

前方に宅配便のトラックが横付けされていてドライバーが僕の頼んだ機材のメーカーロゴが入ったパッキンを台車に積んでいるところだった。

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