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第2章 見せ物
 その男が私の大学入学祝いと言って始めたのがアナル責めだった。
 アナルを舐められる……
 女にとってこれほどの屈辱があるだろうか。
 しかも舌を入れられ……
 クリを同時に責められ……
 まるでアナル舐めを悦ぶかのように、絶叫しながらイクのだ。
 私が絶叫に疲れてベッドにへたり込み、しばらくすると、アナルにヒンヤリとしたものが垂らされた。
「何?」
「ローションだよ」
「ローション?」
 アキナとの「遊び」ではさんざんお世話になっていながら、私は知らないふりをした。
 まさか……
「ダメ!」
 と私は本能的に反射した。
 けれど、両脚の上に男が乗っていて、動けなかった。
 アナルに指が入れられた。
「ダメェ~~~」
 優しい指。
 感じてしまう。
 ペニスが当てられたのが分かる。
 いつもコンドームなんかしないのに、今回はしてる。
 本気だ。
 本気で……
 ア”!
 入ってくる、ミシミシと押し広げて……
 う、う、う、根元まで……
「入ったよ」
 耳元で囁かれる。
「しばらくこうしていよう」
 ドクン、ドクンと脈打つのが分かる。
 ヴァギナよりも生々しい一体感……
 ああ、私の空虚が埋められている。
 眠ってしまいそうな幸福……
 これほど甘美な責めがあるだろうか。
 私はアナルという穴のとりこになった。
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