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第3章 泥沼
 最後は必ずアナルでイッテもらうことにした。
 ドクンドクンと恐ろしいほど波打ち、それが柔らかくなり、やがてするりと抜け落ちるその感覚は排便に他ならず、羞恥と相まって私をイカせた。
 そもそもアナルを埋め尽くされる感覚が、健康な便意を我慢しているときの感覚そのもので、ピストンよりも微妙に動かされると、便意から解放されるあの心地よさが脳を満たすのだった。
 全ての感覚が鋭敏になり、イキやすくなり、イッタままになる。
 それもクリでイクときのけたたましいイキ方ではなく、もっと穏やかで、秘めやかな……
 アキナとの「遊び」では決して得られない満足感だった。
 アキナとは別の大学になったからそうそう会えなくなったけれど、四月に会ったときにはこの報告もした。
「入ったの?」
「うん。自分でもビックリした」
「悔しい、アナルは私のものだったのに」
 その晩、アキナは私のアナルを舐めた。
「あんまり舐めないで」と私は言った。
 唾液で粘膜が消化されて、明日の朝ヒリヒリするの、と。
「わかった。その替わり……」
 ローションが垂らされ、アナルバイブが入れられた。
 決して脈打つことのない、けれどこれにしか出来ない振動が……
「私以外にアナルを触らせるなんて……お仕置きよ」
 いきなり振動が最強になり、クリが激しく吸われた。
 ヴァギナにも指が入れられ、子宮口がアナル側のヴァイブに押しつけられた。
 キャァアアァアアアァアァ……
 頭の中が真っ白になり、叫ぶしかない。
 これはこれで、イイ!
 
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