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完璧なイケメン達に愛されて
第4章 習慣

side珠音
どれくらい走ったのかな。。
軽く1時間は走ってる気がする。
疲れたし、ここらへんの道は大体わかったし、そろそろ帰ろうかな。
夜だから決して明るくはないけど街頭で道は見える。
日中とはきっと違うんだろうな。
私何気と街の風景とか好き。
途中歩きなぎらも元の家に着いた。
『にしても大きいよなぁ。。』
そんなことを思いながら今日もらった鍵でドアを開けた。
『なにか飲み物飲みたい。』
リビングへ向かうと電気がついていた。
『誰かいるの?』
私は不思議に思いながらドアを開けた。
『うわ。。変態』
いたのは奏さんだった。
奏「変態ってなんだよ。てか、こんな時間どこにいんの?男???でもその格好はないか。。」
奏さんはお酒を飲みながら続けた。
『男じゃなくて走ってきたんです。』
奏「なんで?」
『このあたりを知りたかったし、なんとなく走りたかったんです。』
私は奏さんの横を通り冷蔵庫から飲み物を出そうとした。
『お酒ばっか。。』
奏「酒しかないぞ〜。なに、酒飲めないの?」
振り返ると奏さんが壁にもたれながらこっちを見てお酒を飲んでいた。
いちいち一つ一つの動作がきれいだなー。
そんなことを思ってると、
奏「何?見とれちゃった?じゃあ一緒にね、『それはありません。』」
私は奏さんの言葉を遮り、コップに水を入れた。

