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Blood of Love
第3章 願い


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結局、レースに会えたのはそれから3日後のことだった。


「レース!会いたかった…」


私はぎゅっとレースに飛びつく。


「ずいぶんと王女様は忙しかったみたいだな」


「そうなの。もうパーティーが多すぎて嫌になっちゃうわ」


クッと笑うレースとは対照に私からはため息が溢れる。


「パーティーは美味しいものがあるから嫌いじゃないけど、さすがに疲れちゃう」


「ははっ、エミリアは色気より食い気だな」


「もうっ、ちゃんと色気もあります!」



私はレースを見上げ、ぷくっと頬を膨らます動作をした。



でも本当に美味しいのよ。


スイーツ好きな私にはチョコレートや果物がたまらなく美味。



「あ、でも、今夜のパーティーは一味違うわ」


私とレースは見つめあってクスッと笑う。


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