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Blood of Love
第4章 パーティー

「紹介しよう。私の妃と、息子である第一王子レースだ」
怖いくらい綺麗なお妃様...
お妃様は私を前にしお辞儀をした。
「初めまして、エミリア王女。
噂通り綺麗で可愛らしいお方だわ。今日はゆっくりして下さいね」
「嬉しいお言葉ありがとうございます」
このお妃様も吸血鬼よね。
確かエラお妃様…
美人で白くて背が高くて本当に綺麗。
レースはお母様に似ているのね…
そして、ついにレースが私の前へと歩みよる。
「…初めまして、エミリア王女。
僕は吸世村第一王子レース・ヴェニソンと申します。
今日は貴方の様なお美しい方にお会いできて本当に光栄です」
レースはにっこりと微笑んだまま、私を見つめ続ける。
「ありがとうございます。
…私も貴方に出会えて本当に嬉しく思いますわ」
私はドレスを広げお辞儀をした。
するとレースが私の前でひざまづき、私の手を取り軽くキスを落とした。

