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Blood of Love
第6章 アランデルの動き

私は守られるだけじゃ嫌なの。
私だって、守れる存在になりたい。
「エミリア様。お帰りは何時頃になられますか」
「う〜ん、17時には帰るようにするわ。
あ、悪いんだけどそこのお花のお水だけ変えといてほしいの!」
「畏まりました。大切なお花ですからね」
ルークは優しく微笑む。
このお花は、パーティーの日にレースが見せてくれた花園のお花たち。
レースがプレゼントにって私にくれた大切なもの。
「じゃ、いってきまーす!」
私は元気よく城を飛び出した。

