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Blood of Love
第6章 アランデルの動き

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「〜〜♪〜〜♪」
鼻歌を歌いながら、レンガの道をスキップで通っていく。
時折すれ違う村の人たちとあいさつを交わしながら、
大好きないつもの朝を迎える。
「あら、パンのいい匂いがするわ。レースに買っていこうかしら」
近くにパン屋さんがあったので、そこに向かって歩いていく。
…と、その時だった。
「あぁああ……っ!」
近くで呻くようなさけび声が聞こえて、私は立ち止まった。
もしかして、誰かが怪我でもしたのかしら?
心配になって、声がした家の裏庭にいく。
だけど、そこで目にしたものは──

