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Blood of Love
第6章 アランデルの動き

「なんかアランデル家を知ってるみたいだったけど、まさかエミリア様だったなんてな」
「…あなたはアランデル家の隠密ですね。
エミリア様の血はあげませんよ」
「ああ、今はな。
…お前にはなかなか歯が立たなそうだし」
「………」
そう言うと、男はバサッと黒い翼を伸ばした。
銀色だった髪が黒に変わっていく。
「今回は偵察偵察♪
エミリア様を知れたことだし、美味しそうなのも分かったし?
じゃ、またね♪」
男はそう言って、この場から去っていった。

