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ケイケン留学 in ロンドン、1年間の記録☆
第2章 フランス人 クリストフとの出会い
ロンドンは雨や曇りが多いと聞いていたが、
今日は雲ひとつなく晴れていて気持ちが良い。

ウェストミンスター橋のところで、次に行く観光名所の場所を調べながら、ティムズ川を眺めていると
男性に声をかけられた。

「ハーィ。ハゥ アーユー ドゥーイン?」

由美はびっくりしたが 「は、ハロー」ととっさに返した。

「ドゥーユーノゥ ×¥●&% バッキンガムパレス?」

早くてちゃんとは聞き取れなかったけど、どうやら
私がちょうど行こうと思っていた、バッキンガム宮殿の行き方を知りたいようだ。

「えぇーっと、オッケー、
アイ ノゥー ハウトゥーゴーゼアー」
と答えながら、日本語のマップを見せた。

「Oh là, là! アーユージャパニーズ? アイラブジャパン!
ワタシ スコシ 日本語 ハナスヨ。
アイム クリストフ、ナイストゥーミーチュ!」

「わー!日本語話せるの!?
マイネームイズ ユミ、ナイス トゥーミーチュートゥー!」

行く場所が同じだし、せっかくだからバッキンガム宮殿へ一緒に行った。
私達は、片言の簡単な日本語と英語を交えて楽しく話した。
私が日本人とわかってから、ゆっくり、わかりやすい英語で話してくれたのは助かった。

1ヶ月前にロンドンに来たが、仕事と引っ越しが忙しくて、今日がロンドンの初めての観光らしい。彼はxx銀行で働いているけど、フランス支店から異動になった、と言っている様だ。

クリストフは、ちょっと小柄なパリ出身の白人男性。
鼻がもげそうなほど高くて、眉毛が太い、絶対に胸毛が濃い事は簡単に想像できる。
30代前半くらいに見えるが、おでこは禿げ上がってキテいる。
決してイケメンでは、、ない。

「ボク 日本ノ アニメ、ゲーム ダイスキ。
マンガで日本語ベンキョウ シテル。」

""あんまり話しが合わないけど…、英語の練習にもなるからいっか""
目的地で観光を終えたが、そのまま2人は話しながら歩いた。
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