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僕とヤンデレ幼馴染
第6章 この素晴らしき、くそったれな世界 その1
「そうですか、和臣くんが」

「そうなんですよ先生、何とかしてやって下さい」

其処は深山幽谷の中にこっそりと建てられた秘密の庵、でもなんでも無くて少し田舎の方にある古い一軒家の囲炉裏部屋であったが昔ながらの方法で建てられたこの地域の家々はまだ藁葺き屋根の木造であり、まるで太古の日本にタイムスリップしてしまったかのようである。

事実、何の用事も無いのにこんな所まで来ようとする人間なぞ一人も居ないだろうし、仮に行こうとした所で目的地までの確実な地図でも無ければ到達する事は不可能だ。

また移動に掛かる時間、費用とも馬鹿にはならず現に忠もまた、勤めている会社に三日程の休みを貰い、片道四千七百円(つまり往復で凡そ一万円、諭吉の出番である。因みに彼はかつて友人と共に福沢先生一人と野口先生十人、戦ったらどっちが勝つか!?と言った議論を真剣に行っていた所、そこに来た別の友人から"お前ら二人に謝ってこい!!"と突っ込まれた事が有ったとか無かったとか)を出して二時間程電車(JRは高い!!)に揺られ、漸くにして山間部にある寂れた駅に到着すると今度はバスに乗り換えてまで最寄りのバス停まで移動、更に山道を歩くこと一時間で漸くにして辿り着いた、と言う訳であった。

尤も正しい道順を知り、尚且つ日頃からトレーニングを欠かさずに行っていた忠であったからこれだけで済んだのであり何も知らない一般人だったならば下手をすればその倍の二、三時間は掛かっていたかも知れない。

「しかし子種の宿る大切な場所を無理矢理に犯すのは余り宜しくは無いかと」

「それは解っていますが先生、和臣が幸せになれるかどうかの瀬戸際なのです、どうかあいつに力を貸してやって下さい」

「・・・貴方のように、ですか?」

「い、いやあの・・・!!」

「困りましたねぇ・・・」

先生、と呼ばれた男はそれを聞くと静かな笑みを浮かべつつ、手に持っていた扇子を広げて自らを仰ぎ始めるモノのそれとは対照的に何かを言い当てられた忠は顔を赤らめ俯いてしまうがそうなのだ、実は彼こそが初代"子宮姦"の体現者でありその相手は誰あろう、自分の妻であった。
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