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僕とヤンデレ幼馴染
第6章 この素晴らしき、くそったれな世界 その1
「・・・あ、あの。先生?」

「これでもう、大丈夫です、上手く行くでしょう。後はこれを和臣君に渡して飲ませる事です」

「ありがとうございます、助かりますよ、先生」

何やら釈然としないモノの、取り敢えず男に礼を言うと忠はやや日が傾き掛けた山道を、麓へと向けて降り始めるが彼が会いに行ったのはかつて自身の先祖に使えていた修験者の末裔であり、両者の関係は今日、尚も消える事無く続いていたのである。

様々な気功や呼吸法等を教えてくれたのも彼であり、また必要が有れば古より伝わる秘術で裏から嘗ての主筋に当たる坂本の家を守ったりしてくれていたモノのそれを伝えられるのは代々、その家の当主と跡取りである長男のみで他の兄弟達はこの事実を知らなかった、所が。

その綿々と受け継がれて来た伝統が唯一、破られた事が有ったがそれはある事柄から父と兄に連れられてまだ幼い和臣が彼の元へと連れて来られた時の事だ。

まだ物心付く前だった事と容態が極めて重篤であった事からの特例処置であったがもし、この時に彼が会うことを拒否していたら和臣は確実に其所で絶命していた筈である。

「痛い!!」

それ故に彼は和臣の事を知っていたのであるがしかしその力は本物で一度会った人物は勿論、会った事の無い人物に対しても遠隔でその状態を読み取って施術出来る程であったがそれは後日、例の丸薬を和臣に渡す為に忠が直接会いに行った際に遺憾無く発揮されるが弟の姿を見た瞬間、忠は素早い身のこなしで彼に近付くと急にそのこめかみと鳩尾に指を突き立てて"えいっ"と念を込めたのだ。

「何すんだよ、兄さん!!」

「・・・ハッ。あ、あれ?ごめん、とにかくこれな」

そう詰め寄られた忠もまた、何が何だか解らずに取り敢えずそう返して謝るモノの、この時の二人はまだ解っては居なかった、これが和臣の生命力を遺憾無く発揮させて高め、更にそれを操り易くする為に経絡を活性化させるツボだったのだ、と言う事に。

そしてこれが後々、和臣に人生を掛けた大勝利をもたらしてくれた要因になっていた、と言う事に。
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