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夜伽月 よとぎづき 
第7章 秘密
…石打ち達だわ!

大きな荷台から遺体を引きずり降ろしている最中だった。

「さぁてと…思う存分…か…」

風に交じって、話し声が聞こえた。それを聞こうと、月はじりじりと静かに大きな岩の間を移動し近づいていく。

「夜伽様…おやめください…先へ…進みましょう」

清賢が囁いた。

「あの人たちが何をするのかちょっと見てましょうよ」

ただの興味だった。

「いいえ…彼らに見つかりでもしたら…」

「大丈夫よ。もうこれ以上は近づかないから」

石打ち達は月たちよりも川岸にいるので、こちらの様子は聞こえないと月は思った。

「しかし…」

清賢はそれでも月を止めた。

―――キラリ。

何かが光ったのが見えた。

「ここからじゃ見えないわ…」

月はもうひとつ先の大きな岩へと静かに移動した。

「よ…夜伽様っ!」

必死で止める清賢を無視し、そっと覗いた月は、卒倒しそうになった。

仲間の遺体を楽しそうに切り刻んでいた。

「あははは…これは旨そうだ」

石打ちは今切ったばかりの脚を火にくべたところだった。その向こうでは、男が遺体で死姦を楽しんでいた。


…ひ…酷い。何てこと。

真っ赤に染まった水が月の前を滔滔と流れ、錆臭さを放っていた。

「良いか?臓物は干物にすれば高く売れる。綺麗にさばくんだぞぉ」

先程食べたお昼ご飯を戻してしまいそうだ。

「あーあーおめぇは、ホントに好きだなぁ」

遺体の上で腰を振っている男に向って石打ちはいやらしい笑みを浮かべた。

「何言ってんだ…おめぇの方が、好きものだろ?!」

切り離された頭部、体幹、手足などを数人の男が流れ作業の様に捌いていく。

「まぁなぁ」

石打ちは、並んだ体幹の中から、華奢なものを選び、引き摺り出すと徐に自分の下半身を露出させた。

「俺はこいつを狙ってたんだ…」

胴体に下半身をぐいっと押し付けた。

「あー若けぇのは気持ちが良いなぁ」

その向こうでは、斧で頭を半分に叩き割っていた。

月はふらふらとその場に倒れ込んだ。

「夜伽様…」

清賢にがっしりと体を支えられた瞬間。


…あ。

清賢の股間に違和感を感じた。


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