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淳、光と闇
第6章 省吾と孫と誕生日と
「あの…」

「淳ちゃん、なんだね?」

「これは余計な事かもしれませんが
旦那様と由美さんって??」

怒られるのを覚悟で

淳は省吾に聞いてみた。

「わかるかね?
私と由美君は愛する中だよ…
妻に先立たれて私の悲しみを
癒してくれたのが由美君。
孫を失ったときもいつでも
そばにいてくれたのが由美君。

本当なら由美君にふさわしい
相手を探してやるのが私の務めだが…
由美君にその話をすると

「由美は一生旦那様の
お傍におりますから
結婚相手などいりません。
彼氏などもってのほかです!!」

こう言って聞かないのだよ。
困ったものだね…」

省吾はそう言って笑った。

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