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淳、光と闇
第7章 小さな命 武への愛
「その必要はないわよ。」

婦長のさゆりが看護師達に

「武君が言う事を聞かないのは
貴方達の心が武君に
伝わっていない証拠ですよ。
その辺を考えなければ
いけませんよ。」

優しく微笑んでいる。

「分っていますが…
あの腕白坊主は…」

全員がため息をついた。

詰め所で武の話になると淳は

小さくなっている。

「全く…あの子は…」


ある日。

今日は武の誕生日だった。

淳は夜勤明けで帰る時に

武の病室に立ち寄って武に

「武ぃ、今日は誕生日だよね?
何が欲しい?
お姉ちゃん街へ出るから
欲しい物を買ってあげるわよ。」

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