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淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
「婦長、どうしました?」

「今日、ここで医療事故がありました。
準夜勤のこの二人は
動揺して的確な判断が
出来なくなっています。
そこで…二人に代わって欲しいの。」

みゆは結花に

「結花!!あんたが付いていながら
何やってたの??」

鋭い目が結花を襲った。

一方、外科からの付き合いで

勝枝の先輩だった舞は勝枝の頬を

張り倒した。

「勝枝!!お前
処置が少し遅れたろう?
外科出身なら
何故もっと早く処置をしなかった?
馬鹿者が!」

舞は勝枝を張り倒して怒っている。

「待って!!舞。
勝枝ちゃんは素早く処置をしましたよ。
だから助かったのです。」

「いいえ、初動操作が遅いから
患者は命を落としそうになった。
勝枝の責任です。
しかし、それを教えたのは私。
婦長、責任は私が取ります。」

舞は勝枝を睨みながらさゆりに伝える。
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