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友達でいるしかない
第4章 心友
少し呆けていると今まで遠巻きに俺を見ていたクラスメイトたちが声をかけてくる。

「…なぁ…暴力奮ったとか監禁してたとか色々噂があるんだけど…」

「…俺の噂って、ひで~…」

お互いが困って言葉を濁す。

「…今の彼女の話だとさぁ…それってすべて噂にすぎないってことだよな…」

「…まぁな…」

俺の周りにいる奴らは大きくため息をつく。
何の溜息だろうと不思議に思った。

「則孝…わり~…噂鵜呑みにした…マジごめん…」

最後は小さい声で謝ってくる。
全員が頭を下げる。
その姿がおかしく思えて声を上げて大げさに笑う。

「マジで悪いと思ってんの??お前ら!!あの噂で俺のガラスのハート割れたんだからな~」

「はぁ??どれがガラスのハートだって??でてこなかったのも、入試の勉強してただけだろうが~」

「ばれたかっ」

お互いに顔を見合わせ笑った。
笑いすぎて涙が出てきた。

「則孝…マジで悪かったな」

笑いが治まると一人の奴が改まって言ってきた。

「ああ。もう気にしてねーよ」

それから噂が消えるのは早かった。
美春と、こいつらのおかげだった。
会話の中でそれとなく俺の噂を払拭してくれた。

いつもと変わらない日常が戻ってきた。
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