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彼の秘密
第8章 二人の関係
そして翌日の登校日、俺はいつも通りに学校にきて参考書を広げていた。
昨日は先輩はバイトがあるとの事であの後すぐに帰ってしまった。

もっと話したかったなぁ。
まぁ先輩の好みとか、普段してることとか知れたしいいけど・・・てこんな話ってカレカノがするような、

「そ、そんなわけないよな」

「雫、大丈夫か?うわ、お前病み上がりでよく勉強するな。スゴイスゴイ」
と、冷めた目線を送る澄が目の前にいた。

「お、おはよ。ごめんな球技際」
と謝ると澄は明らかにいらだったような表情を見せた。
「いや、そんなことはどうでもいいよ」
やっぱ怒るよな!!
「ほんと、ごめん!!」
と、机に頭をぶつける勢いで頭を下げる、
「お前のせいじゃないから、気にしなくていい。てかもう、その話はしないでくれ」

「おっはよー、澄君。」
と赤髪のイケメンな雅君がひょこっと後ろから現れた。

「おー、はよ。ん?今日は一人か?」

「あー、姫は今日はだるいから来ないって」

「珍しい、もしかしたら移ったかな?」

「いや、多分そんなんじゃないから平気。
動きすぎて疲れちゃった的なやつだから」

「そっか、お大事にね。」

「うん、雫くんは平気なの?」

「うん、治ったよ。心配かけてごめん」

「いやいや、元気なら何よりだよ。姫はまったくだらしないなぁ。」
と、携帯を取り出して電話をかけ始めた。
多分、真姫のところだろうな。
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