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二兎を追って落ちた穴
第3章 清算
小休止。タクヤは水を口移ししながら、やはりベッドの上から覆いかぶさって、ひたすら柔らかな愛撫をしました。きっと、昔の彼ならとうに繋がっているのに。そう思うと愛しさと切なさが摩擦して、つい意地悪をしたくなりました。

「レンなら……どう攻めるのかしら」

その瞬間、彼の顔は未経験の少年のようにこわばりました。あぁ、これはただの復讐なのに。かつて「今彼よりいいだろ」と私を鳴かせた、彼の真似事なのに。彼は弾かれたように立ち上がり、コートから私のスマホを探り当て私に握らせると、ようやく下を脱ぎ捨て、私と違ってつるりとした個所を見せつけました。彼はやはり処理していたんだ。女性が舐めやすいように、繋がりが見えやすいように。前の女性は、タクヤを見て驚いたのだろうか。それとも何度も通って慣れ切っていた?私のように。

彼は身をかがめ、私の脚に割り込んできました。舐めさせないんだ、信じられないけど。いち早く私をものにしたくて、ひどく急いている。しかも、生身の下半身のまま。

「入れるぞ。俺だけ見てろ」
「や……まさか。お願い、やめて。」

私の太ももを持ち上げて、正常位と思いきや、そのままひっくり返すようにして肩の方にまでまくりあげ、そのまま脛をベッドに押し付けました。体幹と両脚の自由を奪われ、動かせるのは肩から先の細腕だけ。そして最も隠すべき場所が、最も目立つ場所へと逆転している。そのうえ私の生い茂ったヒップに彼の下半身がのしかかると、わずかに残された腰の抵抗すら殺されました。信じられない。こんなにまで圧倒的に冷酷な、男の支配と女の服従を体現した体位があるなんて。彼のそこは悠然として血液を受けて脈打っており、私はというと、これほど征服されているのに、男性独特の野性の欲求の乗り移ったかのように、期待と興奮に焦がれていました。

しかし面白いのは、彼の先端が、女性の私に負けず劣らずの濡れ方をしていることです。その光の筋が垂れ下がって、彼の柔らかな袋を舐めて私の元へ到達する。その瞬間、内股の筋肉がたまらなく縮み上がりました。

「生でやってやるからな」
「それだけは!本当にやめて!」

脅しとわかっていました。なんだかんだ後腐れを嫌うタクヤが、アフターピルを用意していないわけがありません。裸ですること、それはたった一回限りの切り札、私を追い詰める媚薬、もう「後先を考えていない」……。
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