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二兎を追って落ちた穴
第3章 清算
突くという言葉ではとても足りない。小刻みに動かしてなじませるように、掘る。ざらりとしたところを狙いすまし、腰を捻らせて、えぐる。それからただ上から下に、彼だけが最も快感を貪るように、それでいて私の方こそ待ちわびた凶暴さで、子宮まで……貫く。彼は、ありとあらゆる技術をもって私を奪いつくす。その激情がすっかり私にも乗り移り、抵抗も協力もできないかわりに、声ばかりをあげた。

「俺が好きだって、信用させろ……」

腰を引き、わずかに先端だけ中に残して引き上げた。私は飲み込みたいのに、かといってまだ脚を取られているので、挑みかかることもできない。彼は静止したまま脈打って、テラテラとした私の入り口の表皮をうごめかせる。ヘアが揺れ、余計に意識してしまう。絶妙な距離。すごい。やっぱりタクヤはタクヤだ、ちゃんと私を堕とすように仕向けてくれる……!

「どうしろというの……」
「簡単だろ。そっから腰をせり上げて、自分から俺のものを入れるんだよ」
「こんな体勢で!」
「だからいい」

ギラギラが戻ってきた。

「組み伏せられた女が、自分から求める。無様なほどいい。お前みたいな浮気女には、特に惨めにしてもらう」
「いや、そんなの無理よ」
「やめるか?俺はいいぞ?」

急に愛おしくなった。本当に堕ちるというのは片方の欲望では不可能だ。堕とす側と堕ちる側の共同作業。この淫乱な私が、自分から堕ちてあげなきゃ。

「数えろ。10回だ」

この「しごき」。愛し合う行為とは程遠い、ただ体を苛め抜くようなしごき。でもとても逃げ出せない。私はもう、あの腰使いで先にご褒美を味わってしまったのだから。
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