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二兎を追って落ちた穴
第3章 清算
「イッてみ?」
そう言うと力強い両手で私の腰を抱き込み、正面から覗き込まれた。目の前に男性がいるのに。自分だけの快感、独り占めの絶頂。胸をつまんで引き絞り、下腹部を焼くほど擦りつけても彼の膝は巌のように全く動じず、私の中からは快が溢れて引きむしられそう、そして――夢のような痙攣。しなだれおちるところを優しく抱き留められる。
「オナニーしちゃったね」
「そうよ。タクヤもさんざん私の体でオナニーしたから、お返し。今夜は私にオナニーさせて」
「今の腰使いで乗られてえなあ」
「どうかしら……」
下を脱ぎ、ついに明け透けな姿になると、どう見えているのだろう私の体は。レンに会ってから少したるみ、下の処理も忘れていた。けど文句は言わせない。ベッドに上がりM字開脚の姿勢を取ると、溢れたものがシーツを濡らしていく。タクヤはどこか唖然として、立ったまま、スウェット越しに大きくなったものを持て余していた。
「舐めて」
「……エロい女」
彼はテーブルに出ていた温感ローションを手に取り、私の望んだところに一垂らし、そして深爪した指で、探るようになじませる。ヒダがあれば擦り、突起があれば……摘み。しだいに熱を帯びた私の下半身は激しく欲求し、うごめきながら液を吐き出し始めた。早く!早く!!タクヤは恐ろしい根気の持ち主だった。私がどれほど目で懇願しても、淫猥な笑みを浮かべるだけで、口を尖らせ、ついに与えてくれるのかと思うのに、たった一息を吹き付けるだけだった。やっぱり凄い。立場の差を、思い知らされる……。
そう言うと力強い両手で私の腰を抱き込み、正面から覗き込まれた。目の前に男性がいるのに。自分だけの快感、独り占めの絶頂。胸をつまんで引き絞り、下腹部を焼くほど擦りつけても彼の膝は巌のように全く動じず、私の中からは快が溢れて引きむしられそう、そして――夢のような痙攣。しなだれおちるところを優しく抱き留められる。
「オナニーしちゃったね」
「そうよ。タクヤもさんざん私の体でオナニーしたから、お返し。今夜は私にオナニーさせて」
「今の腰使いで乗られてえなあ」
「どうかしら……」
下を脱ぎ、ついに明け透けな姿になると、どう見えているのだろう私の体は。レンに会ってから少したるみ、下の処理も忘れていた。けど文句は言わせない。ベッドに上がりM字開脚の姿勢を取ると、溢れたものがシーツを濡らしていく。タクヤはどこか唖然として、立ったまま、スウェット越しに大きくなったものを持て余していた。
「舐めて」
「……エロい女」
彼はテーブルに出ていた温感ローションを手に取り、私の望んだところに一垂らし、そして深爪した指で、探るようになじませる。ヒダがあれば擦り、突起があれば……摘み。しだいに熱を帯びた私の下半身は激しく欲求し、うごめきながら液を吐き出し始めた。早く!早く!!タクヤは恐ろしい根気の持ち主だった。私がどれほど目で懇願しても、淫猥な笑みを浮かべるだけで、口を尖らせ、ついに与えてくれるのかと思うのに、たった一息を吹き付けるだけだった。やっぱり凄い。立場の差を、思い知らされる……。