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想いのカタチ
第2章 昔の約束
奥の階段からゆっくり降りてくる最愛の奥さんを見つける。
俺を探しに来たのだろう。
奥さんも俺を見つけて笑顔で手を振ってくる。
「ちょっと待ってて」
それだけ言い残し彼女のもとに駆け寄る。
「大丈夫?」
彼女の身体をいたわり声をかける。
「うん。大丈夫。みんなが気を使ってくれてる。…それより彼女…」
俺が話していたシズの存在を気にかける。
元カノだと知っているから少し不安になっているのだろう。
ただでさえ不安定な時期だから。
「おいで。改めて紹介したい。奥さんだって」
彼女の腰に手を当ててそっと包み込み歩く。
「シズ…俺の奥さんの文香」
文香は軽く会釈する。
紹介されたシズの顔が一気に明るくなる。
「何々??則孝もなの??」
「そう。時間かかったけどな。何年たっても…今も色あせてはいないよ。あの時の想いは」
「うん。私も。だけど。本当によかった。あの時の願いがお互いに実って」
2人だけしか分からない会話。
その2人だけの世界に文香の機嫌が悪くなるのが分かる。
それに気が付いたのは俺よりシズだった。
俺を探しに来たのだろう。
奥さんも俺を見つけて笑顔で手を振ってくる。
「ちょっと待ってて」
それだけ言い残し彼女のもとに駆け寄る。
「大丈夫?」
彼女の身体をいたわり声をかける。
「うん。大丈夫。みんなが気を使ってくれてる。…それより彼女…」
俺が話していたシズの存在を気にかける。
元カノだと知っているから少し不安になっているのだろう。
ただでさえ不安定な時期だから。
「おいで。改めて紹介したい。奥さんだって」
彼女の腰に手を当ててそっと包み込み歩く。
「シズ…俺の奥さんの文香」
文香は軽く会釈する。
紹介されたシズの顔が一気に明るくなる。
「何々??則孝もなの??」
「そう。時間かかったけどな。何年たっても…今も色あせてはいないよ。あの時の想いは」
「うん。私も。だけど。本当によかった。あの時の願いがお互いに実って」
2人だけしか分からない会話。
その2人だけの世界に文香の機嫌が悪くなるのが分かる。
それに気が付いたのは俺よりシズだった。