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想いのカタチ
第8章 最上な時
だけど則孝が私がいやなことをすることはないと信じてついてく。
少し歩くと、あるビルの中に入った。
エレベータに乗り込みある階のボタンを押して登っていく。
その間に私たちは今日始めてのキスをする。
舌を絡ませいつもの激しいキスが私を襲う。
クチュクチュを卑猥な音がエレベーターの中に響きわたり、立っていられないほど感じてしまう。

―――ポーン

と言う音と共に、名残惜しくも唇は離れる。
開いた扉から外に出てある扉を開けた。
そこはバーだった。
カウンター10席、テーブル2席の夜景が一望できる素敵なお店。

「待ってたよ。一番良い席用意してるから楽しんで」

バーカウンターの中から男性が則孝に外を指差しながら挨拶をする。

「ありがとう。」

則孝も片手を挙げて、話し込むでもなく指差された外の席に私を案内する。
カウンター横の扉を出てみるとそんなに広くないバルコニーに一対のテーブルが用意されていた。
その上にはキャンドルが風に揺られながら灯されていた。

「今日は特等席で見よう」

則孝は立ち止まっている私の手を引いて椅子に座らせてくれた
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