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お勉強の時間です。
第1章 近所の大和くん
「お願い?」

お母さんはコクンと頷き、話を続けた。


「大和くんもう高校3年生になってね、受験生なんですって。
けど勉強が好きじゃないらしくて、ちょっと危ないみたいなの」


そのことを聞くと、少しだけ私は驚いた。


だって大和くん⋯⋯小学生の頃はいっつもクラスで1番だったから


けれどお母さんが言うには、そうではなかった。

大和くんのお母さんが去年通わせた塾には全く行かずにやめ、
家庭教師を呼んだみたいだけど宿題もせず、反抗ばかり。



知らないうちに大和くんも変わっちゃったんだなー


まだ私は完全に他人事のように話を聞いていた。

ただ、


「だからね、お母さん達話したの。
奈緒が大和くんのお勉強を見てくれないかって」


その言葉のせいで一気に他人事ではなくなった。
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