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輪廻
第2章 2XXX年4月1日
『御幸はフェラチオが上手いな。』

口を開いて表情が崩れるのも構わず、懸命に頭を上下させる御幸。

ヘッドギアの重さは大したことはないのだが、脳の揺さぶり効果が心配になる。

手短に済ませようと、御幸の頭を掴んで振った。

御幸にしてみれば、圧迫感はあるものの、実際に押されているわけではないので、頭の振り幅は減っている。

『ああ、マジで御幸のフェラ最高…
最後に一つ、全部飲んだら俺の名前を呼んで?

本名はね。

悠都(ゆうと)っていうんだ、悠久に都…本名で呼んで?』

俺は自分の名を呼ばせたくて、リュウの本名という設定で名前を伝えた。

実際の御幸が『悠都』と小さく口ずさんだ。

マジでもう限界、これでスッキリできる。

ゲーム内の御幸の頭を滅茶苦茶に下腹部に押し付け、
実際はホルダーをぴったりと押さえて思いっきり吐精した。

バーチャルの御幸の頭を離すと、御幸は、ゴクリと喉を鳴らして、口内に放たれた精液を飲み下した。

そして、現実もバーチャルも同じような惚けた顔で、御幸が

「悠都」

と呼んだ。

俺は満足してジャックを切断しモニター画面も全てoffにした。
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