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甘えた
第7章 07
部屋に入り、ダイニングテーブルの席に着いた。
廊下を抜け、リビングの入り口と向かい合わせになる端っこの席。
「なに勝手に座ってるの?そこは俺の場所」
ヨーロピアンテイストで重厚なダイニングテーブル、片列3脚ずつ計6脚の椅子がしつらえてある。
「あ、ごめん」
そう言われてみると昨日莉壱が座っていたのはこの席だ。決まった場所があるなんて知らなかったあたしは謝りながら席を立つ。
莉壱の席の隣の椅子に鞄を置いて、さらにその隣の席に座った。
「はぁ…二人しかいないのに、そこに座るの?」
自分の場所に座った莉壱はテーブルに頬杖をついて不満気な表情。
どこに座ったっていいじゃん、二人っきりだから、あえて席をひとつ離したんですよ…
「はいはい…」
渋々と鞄を退かして莉壱の隣に座った。
結局、昨日と同じ席。ということは、莉壱の向かい側はぴーちゃんの指定席。
廊下を抜け、リビングの入り口と向かい合わせになる端っこの席。
「なに勝手に座ってるの?そこは俺の場所」
ヨーロピアンテイストで重厚なダイニングテーブル、片列3脚ずつ計6脚の椅子がしつらえてある。
「あ、ごめん」
そう言われてみると昨日莉壱が座っていたのはこの席だ。決まった場所があるなんて知らなかったあたしは謝りながら席を立つ。
莉壱の席の隣の椅子に鞄を置いて、さらにその隣の席に座った。
「はぁ…二人しかいないのに、そこに座るの?」
自分の場所に座った莉壱はテーブルに頬杖をついて不満気な表情。
どこに座ったっていいじゃん、二人っきりだから、あえて席をひとつ離したんですよ…
「はいはい…」
渋々と鞄を退かして莉壱の隣に座った。
結局、昨日と同じ席。ということは、莉壱の向かい側はぴーちゃんの指定席。