この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第7章 07
「莉壱、学校の時間割教えて?」
スマホに記録してある自分の学校の時間割表の画面を開く。
「えーなんで?めんどい」
そう言いながらも鞄の中から印刷された表を出してくれる。
すぐに見せてくれるんだから、いちいち嫌な顔しなくてもいいのに……
テーブルに並べ、お互いの学校の時間割を見比べる。
「うわっ、授業がびっちりだね。莉壱の学校の方が終わるの遅いじゃん」
「おバカ学校と一緒にされてもねぇ」
そうですよー、どーせおバカ学校ですよー。心の中で毒づく。
「あたしが電車で来れば、ちょうど帰ってくるくらいの時間だね。授業サボるのはよくないよ?」
「都羽が来るの?」
「うん」
車で迎えに来られて脇汗かくのは避けたい。長谷川くん達の不安感を煽ることも無くしたい。
「いや、迎えに行かなくてもここにちゃんと来るの?って意味だよ?」
「うん、そのつもりだけど?」
来いって言われれば行きますよ?
「ふーん」
莉壱は立ち上がり一旦玄関へと姿を消した。
スマホに記録してある自分の学校の時間割表の画面を開く。
「えーなんで?めんどい」
そう言いながらも鞄の中から印刷された表を出してくれる。
すぐに見せてくれるんだから、いちいち嫌な顔しなくてもいいのに……
テーブルに並べ、お互いの学校の時間割を見比べる。
「うわっ、授業がびっちりだね。莉壱の学校の方が終わるの遅いじゃん」
「おバカ学校と一緒にされてもねぇ」
そうですよー、どーせおバカ学校ですよー。心の中で毒づく。
「あたしが電車で来れば、ちょうど帰ってくるくらいの時間だね。授業サボるのはよくないよ?」
「都羽が来るの?」
「うん」
車で迎えに来られて脇汗かくのは避けたい。長谷川くん達の不安感を煽ることも無くしたい。
「いや、迎えに行かなくてもここにちゃんと来るの?って意味だよ?」
「うん、そのつもりだけど?」
来いって言われれば行きますよ?
「ふーん」
莉壱は立ち上がり一旦玄関へと姿を消した。