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甘えた
第7章 07
コトッとテーブルの上に置かれたのは鍵。
「俺が居なくても、部屋ん中に入って待ってて」
「…っえ?大事な鍵なんて渡されても…困る。莉壱の帰りに合わせて電車に乗るから必要ないよ。それに万が一、盗難騒ぎになって疑われたるするの嫌だし…」
思いがけない貴重品の登場にあたふたしながら断りを入れる。
「くすっ。だって都羽じゃん?」
「それって…『だっておバカじゃん』って言ってるように聞こえるんだけど?」
「あはははっ、そう聞こえた?鋭いね」
くぅぅ…やっぱり、そういう意味で言ってたのか……
合鍵なんて大切な物を簡単に預かれないあたしはしつこく断り続ける。
「ダメだよ…おバカに持たせると失くしたりして危険だよ?」
「自分でおバカって言っちゃう?あははっ」
「言いたくないに決まってるでしょ?!鍵は、ほんとにだめだって…」
「俺が居なくても、部屋ん中に入って待ってて」
「…っえ?大事な鍵なんて渡されても…困る。莉壱の帰りに合わせて電車に乗るから必要ないよ。それに万が一、盗難騒ぎになって疑われたるするの嫌だし…」
思いがけない貴重品の登場にあたふたしながら断りを入れる。
「くすっ。だって都羽じゃん?」
「それって…『だっておバカじゃん』って言ってるように聞こえるんだけど?」
「あはははっ、そう聞こえた?鋭いね」
くぅぅ…やっぱり、そういう意味で言ってたのか……
合鍵なんて大切な物を簡単に預かれないあたしはしつこく断り続ける。
「ダメだよ…おバカに持たせると失くしたりして危険だよ?」
「自分でおバカって言っちゃう?あははっ」
「言いたくないに決まってるでしょ?!鍵は、ほんとにだめだって…」