この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第7章 07
ついさっき笑ってたはずなのに、急にきつい視線に変わる。
「持ってろ」
有無を言わさない口調であたしの手の中に鍵を落とした。
「わかった。なるべく使わないようにする」
真顔になった莉壱はちょっと怖い…押し問答するのは止めて鍵をポーチの中にしまう。
「それと、これ」
莉壱が鞄の中から取り出したコピーされたプリント用紙、数枚をテーブルの上に広げた。
「うちの学校で使ってる受験用の問題集を3年の人にもらってきたよ」
「え?」
あたしは思わずびっくりして莉壱を見て固まった。
あたしのために用意してくれたの?
莉壱って実は親切な人?
「わぁぁ、ありがと」
自然と笑みが零れる。
「じゃあ、今日はこれね、やってて。俺、卵買いに行ってくる」
「あ、チーズも」
「ん」
「持ってろ」
有無を言わさない口調であたしの手の中に鍵を落とした。
「わかった。なるべく使わないようにする」
真顔になった莉壱はちょっと怖い…押し問答するのは止めて鍵をポーチの中にしまう。
「それと、これ」
莉壱が鞄の中から取り出したコピーされたプリント用紙、数枚をテーブルの上に広げた。
「うちの学校で使ってる受験用の問題集を3年の人にもらってきたよ」
「え?」
あたしは思わずびっくりして莉壱を見て固まった。
あたしのために用意してくれたの?
莉壱って実は親切な人?
「わぁぁ、ありがと」
自然と笑みが零れる。
「じゃあ、今日はこれね、やってて。俺、卵買いに行ってくる」
「あ、チーズも」
「ん」