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甘えた
第7章 07
部屋に残されたあたしは莉壱が用意してくれた数学の問題に取り組んだ。

受験勉強したいって言ったこと、考えてくれたんだね。
……嬉しいっ。
足をバタつかせて嬉しさに悶える。

ニセモノのカレカノってことで自分に課した任務なんだけど、図書館に通ってると思えば楽勝じゃない?



玄関でカチャリと開錠の音が聞こえた。

「出来た?」

買って来た荷物をキッチンに置きながら、あたしの様子を伺う。

「今、最後の問題…」

「おそっ」

キィィィッ!無視を決め込んで数式を書き続ける。


「終わったー!」

「見せて」

隣に座った莉壱にプリント用紙を渡す。
言われるままに渡したけど、2年生に見てもらうのって、おかしいよねぇ…納得いかないけど、答え合わせをしてもらう。


2問目で莉壱の動きが一瞬止まり、しばらくして3問目に視線が移る。最後まで目を通すとまた2問目を見ている。

うはっ、2問目間違えたかぁ…

初めて長谷川くん家で会った時もそうだったが、莉壱はあたしがどこで間違えているのかを、きっちりと把握する。
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