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甘えた
第8章 08
慌ててかけ直すことに…
「やっぱり迎えに行かないと来ないんだね?」
ワンコールも待たずに出た莉壱が静かに言った。
「行くよ?でも明日から3日間、試験期間だから行けません」
「なんで?」
「なんでって勉強するからに決まってるでしょ?」
「勉強ならここでも出来る」
「出来ないよ。勉強に集中させてよ」
「……分かった」
莉壱の「分かった」はあたしの言い分を了承してくれたわけじゃない。何か裏があるはず…
「ちょっと待って、分かったって?…家に来ないでよ?あたしを一人で勉強させてよ?」
「分かってるよ。その代わり試験最終日、終わったらすぐ来い」
「え?ちょ…試験が終わったらクラスの友達とカラオケ行くんだけど?」
「はぁ?!都羽って我儘だね」
「ど、どっちが我儘よっ」
「都羽」
あたしかよっ!
「うっー、分かった…テストが終わったら莉壱の部屋に行くから…3日間我慢して。ね?」
うっかりと、普段の結愛花を諭すような口ぶりになったあたしは、後でその言葉に苦しめられるはめに……
「やっぱり迎えに行かないと来ないんだね?」
ワンコールも待たずに出た莉壱が静かに言った。
「行くよ?でも明日から3日間、試験期間だから行けません」
「なんで?」
「なんでって勉強するからに決まってるでしょ?」
「勉強ならここでも出来る」
「出来ないよ。勉強に集中させてよ」
「……分かった」
莉壱の「分かった」はあたしの言い分を了承してくれたわけじゃない。何か裏があるはず…
「ちょっと待って、分かったって?…家に来ないでよ?あたしを一人で勉強させてよ?」
「分かってるよ。その代わり試験最終日、終わったらすぐ来い」
「え?ちょ…試験が終わったらクラスの友達とカラオケ行くんだけど?」
「はぁ?!都羽って我儘だね」
「ど、どっちが我儘よっ」
「都羽」
あたしかよっ!
「うっー、分かった…テストが終わったら莉壱の部屋に行くから…3日間我慢して。ね?」
うっかりと、普段の結愛花を諭すような口ぶりになったあたしは、後でその言葉に苦しめられるはめに……