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甘えた
第8章 08
「買い物行ってくるね」
財布とエコバッグを持って席を立つと、あたしの手から財布を取りあげスポーツバッグの中に放り込んだ。
「俺も行く。ぴーちゃん何か買ってくる物は?」
エレベーターに乗り込むと隣に並んだ莉壱に手を繋がれる。
「俺、3日間我慢したよ?」
うん、それさっきも聞いたよ。んで熱ーい口づけを交わしたよね。この先、なんて答えればいいんでしょうか?
「えらい、えらい」
頭を撫でてやると、ふふっと嬉しそうに笑った。
ほっ。どうやら正解のようです。
買い物を済ませ、部屋に戻るためにエレベーターに乗り込む。正面を向いたまま莉壱がまたあのセリフを!
「3日間我慢したよ?」
はい?まだ言うんですか?もう、分かんないよぉー。
「うん、莉壱はえらいっ」
頭をぽんぽんしてやった。
「なんか、おざなりだね」
冷たい声が返ってくる。おざなりってなんだ?意味分かんないけど、不正解のようです…
エレベーターのドアが開くと繋いでいた手が、離された。
財布とエコバッグを持って席を立つと、あたしの手から財布を取りあげスポーツバッグの中に放り込んだ。
「俺も行く。ぴーちゃん何か買ってくる物は?」
エレベーターに乗り込むと隣に並んだ莉壱に手を繋がれる。
「俺、3日間我慢したよ?」
うん、それさっきも聞いたよ。んで熱ーい口づけを交わしたよね。この先、なんて答えればいいんでしょうか?
「えらい、えらい」
頭を撫でてやると、ふふっと嬉しそうに笑った。
ほっ。どうやら正解のようです。
買い物を済ませ、部屋に戻るためにエレベーターに乗り込む。正面を向いたまま莉壱がまたあのセリフを!
「3日間我慢したよ?」
はい?まだ言うんですか?もう、分かんないよぉー。
「うん、莉壱はえらいっ」
頭をぽんぽんしてやった。
「なんか、おざなりだね」
冷たい声が返ってくる。おざなりってなんだ?意味分かんないけど、不正解のようです…
エレベーターのドアが開くと繋いでいた手が、離された。