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甘えた
第9章 09
いつもの椅子に横向きに座った莉壱がやっぱり睨んでいる。
あたしの席を目指して莉壱の前を通り掛かると不意に腕を掴まれた。何かを言われるんじゃないかって予感はあったけど。

「なにこの格好?」

「えへへ、やっぱスカートじゃないとダメだった?」

莉壱はへらへらと笑うあたしを足の間に引き込むとおなかに顔を埋め、太腿に腕を廻し、大きなため息を吐いた。

うわぁ、やっちまった系?なになになに?…また気に入らない事があるらしい。 

「都羽…この格好で電車乗って来たの?」

もしかして格好が変だった?

「うん。あっ、でも電車の中寒いからカーディガンは羽織ってたよ」

「こんなに露出して、電車の中で男を誘ってきたの?」

「はぁ?!」

余所の男に見せるためにこの格好してるんじゃないんですよ?!あたしはここでキレた。

「夏でしょ!暑いでしょ!別にいやらしい格好じゃないでしょ!こんな格好の女の子いーっぱい居たし、もっと短いショートパンツ穿いてる子だって居たし、アンタがスカート穿けって言ったんでしょうがっ!スカートじゃないけど、キュロットだけど、これしか持ってないんだからしょーがないじゃん!!…はぁはぁ」

一気に捲くし立てた。が莉壱は同じ体勢のまま静かにしている。

聞いてるのか?コノヤロー!
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