この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第9章 09
「外でデートしようと思ってたけど今日はここでずっとこーしてる」
ぎゅうぎゅうとあたしのおなかに顔を押しつけて、さわさわと太腿の裏を撫でる莉壱の手。
これは危険です…是非とも外に出る方向で話を進めたい。
「えー?あたしぃ~デートしたぁ~い」
高めの声でおねだりっぽくしてみたけど、不似合いなキャラ設定に自分で言ってて恥ずかしくなった。
莉壱が顔を上げあたしを見上げる。
ツッコミくるかぁ?それとも冷や~っとした目で一瞥する?
「この格好で行くの?」
眉をひそめず上目遣いになった表情は幼くとても可愛かった。そーきたのぉ?あたしの甘やかしたい気持ちが上昇中…
「ほら、カーディガン着れば。ね?」
駅に着いた時に脱いで腰に巻き付けていたカーディガンを羽織って見せた。
「脚は?」
「脚?ははっ、こんな筋肉のついた脚見る人いないよ?いこーよ、いこーよ、デートしよ」
脇に手を差し込んで立ち上がらせ、玄関へ無理やり引っ張って行った。
なんとか危険は回避できそうです。
ぎゅうぎゅうとあたしのおなかに顔を押しつけて、さわさわと太腿の裏を撫でる莉壱の手。
これは危険です…是非とも外に出る方向で話を進めたい。
「えー?あたしぃ~デートしたぁ~い」
高めの声でおねだりっぽくしてみたけど、不似合いなキャラ設定に自分で言ってて恥ずかしくなった。
莉壱が顔を上げあたしを見上げる。
ツッコミくるかぁ?それとも冷や~っとした目で一瞥する?
「この格好で行くの?」
眉をひそめず上目遣いになった表情は幼くとても可愛かった。そーきたのぉ?あたしの甘やかしたい気持ちが上昇中…
「ほら、カーディガン着れば。ね?」
駅に着いた時に脱いで腰に巻き付けていたカーディガンを羽織って見せた。
「脚は?」
「脚?ははっ、こんな筋肉のついた脚見る人いないよ?いこーよ、いこーよ、デートしよ」
脇に手を差し込んで立ち上がらせ、玄関へ無理やり引っ張って行った。
なんとか危険は回避できそうです。