この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第9章 09
とうきょうスカイツリー駅で降り、人の流れに乗って歩くと展望台へ上る人達の長蛇の列が目に飛び込んできた。
先に夕方の時間帯の展望台入場チケットを買ってから土産物屋やショップの入った大型施設内を見てまわることに。
「ねぇ莉壱、雑貨屋さんあったら寄っていい?」
「ん。何か欲しいものあるの?」
「ほら、預かってる鍵あるでしょ?それに付けるキーホルダー」
「あー。じゃあ、あそこは?」
雑貨屋に向かって歩き出す。今日の莉壱はあたしの後ろを付いて歩く。まるであたしが従えてるみたい…
店内に入ると後ろに立ったまま腰に手を添え体を密着させてきた。
「ちょ…ここ公共の場所だよ?」
「へーき。誰も気にしてないよ、それにデート中だし」
さっきから往き交う女の子たちの視線が莉壱に向いてるってこと分かってないのかな?
「あたしが気にするしっ」
腰に当たる手をほどいて、莉壱の正面へ体を向けた。
「ね、横に並んで歩こ?」
「だめ。今日はこうやって歩く」
くるっと反転させられ元の体勢に戻されてしまう。
「なんでよ?」
「お願いだから言うこと聞けよ」
お願いされてるんだか…命令さてるんだか……もう、好きなようにさせておくことにした。
先に夕方の時間帯の展望台入場チケットを買ってから土産物屋やショップの入った大型施設内を見てまわることに。
「ねぇ莉壱、雑貨屋さんあったら寄っていい?」
「ん。何か欲しいものあるの?」
「ほら、預かってる鍵あるでしょ?それに付けるキーホルダー」
「あー。じゃあ、あそこは?」
雑貨屋に向かって歩き出す。今日の莉壱はあたしの後ろを付いて歩く。まるであたしが従えてるみたい…
店内に入ると後ろに立ったまま腰に手を添え体を密着させてきた。
「ちょ…ここ公共の場所だよ?」
「へーき。誰も気にしてないよ、それにデート中だし」
さっきから往き交う女の子たちの視線が莉壱に向いてるってこと分かってないのかな?
「あたしが気にするしっ」
腰に当たる手をほどいて、莉壱の正面へ体を向けた。
「ね、横に並んで歩こ?」
「だめ。今日はこうやって歩く」
くるっと反転させられ元の体勢に戻されてしまう。
「なんでよ?」
「お願いだから言うこと聞けよ」
お願いされてるんだか…命令さてるんだか……もう、好きなようにさせておくことにした。