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甘えた
第2章 02
放課後になると今朝ほど下駄箱の前で会ったツンツンヘアーがあたしの教室へ顔を出した。
「うぃーっす。都羽さん、お迎えっす」
「お迎え?どっか行くの?」
「銀河さんの家っす」
「なんで?」
「さぁ?…とにかくこっちっす」
校門の前に車高の低い2台の車が停まっている。
派手な音を吐き出しながら走り出した車の中に長谷川くんの金髪が見えた、どうやら結愛花たちが乗っているらしい。
「光政、こっちに乗れ」
後続車の運転席から一人の男が呼んでいる。
「早く、乗った乗ったー」
光政に押され後部座席に乗せられた。
行先は長谷川くん家…見たこともないが有名な家なのでだいたいの場所は知っている。
長谷川くんのお父さんは元々小さな不動産屋を営んでおり、先祖代々から受け継がれた山を切り崩し、どでかいショッピングモールを作った。という話。
そのまわりにも小洒落た住宅街を開発し、田舎くさいこの街のおしゃれステータスを一気にのし上げた凄腕な人物。
都心に自社ビルを建て、今ではそこそこ名の知れた会社の社長さんだった。
そういえば中学生の頃、隣の中学に通っていた長谷川くんのお家にはお手伝いさんがいるという噂を聞いてカルチャーショックを受けた覚えがある。
そんな豪邸に連れて行かれて、あたしちゃんと挨拶できるかな?緊張してきた…
「うぃーっす。都羽さん、お迎えっす」
「お迎え?どっか行くの?」
「銀河さんの家っす」
「なんで?」
「さぁ?…とにかくこっちっす」
校門の前に車高の低い2台の車が停まっている。
派手な音を吐き出しながら走り出した車の中に長谷川くんの金髪が見えた、どうやら結愛花たちが乗っているらしい。
「光政、こっちに乗れ」
後続車の運転席から一人の男が呼んでいる。
「早く、乗った乗ったー」
光政に押され後部座席に乗せられた。
行先は長谷川くん家…見たこともないが有名な家なのでだいたいの場所は知っている。
長谷川くんのお父さんは元々小さな不動産屋を営んでおり、先祖代々から受け継がれた山を切り崩し、どでかいショッピングモールを作った。という話。
そのまわりにも小洒落た住宅街を開発し、田舎くさいこの街のおしゃれステータスを一気にのし上げた凄腕な人物。
都心に自社ビルを建て、今ではそこそこ名の知れた会社の社長さんだった。
そういえば中学生の頃、隣の中学に通っていた長谷川くんのお家にはお手伝いさんがいるという噂を聞いてカルチャーショックを受けた覚えがある。
そんな豪邸に連れて行かれて、あたしちゃんと挨拶できるかな?緊張してきた…