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甘えた
第9章 09
「ふふっ、莉壱くんが銀河くんに言ってたよ、とわちゃんと付き合ってるって」
「え?いつ?」
「えっと、一昨日だったかなぁ?そうそうテストの1日目だよ」
「莉壱が来たの?え?ちょっと待って、あの兄弟はちょくちょく会ってるの?」
「んーどうかなぁ?私が会ったのは3回かな。銀河くんと付き合ってすぐでしょ、莉壱くんの誕生日でしょ、それとついこの間」
莉壱は何の魂胆があってわざわざ言いに行ったんだ?そういえば長谷川くん、あたしに任せるって光政に言ったんだっけ。
光政たちが離れて監視がゆるくなるってことは……長谷川くんを油断させるのが狙いか?
「……ちゃん?…とわちゃん?」
「あっ、なに?」
「何ぼーっとしてるの?ふふっ。何か用事があったんじゃないの?」
「あはっ、ごめん。あのね、たいしたことじゃないんだけどね……ゆめは…長谷川くんの前で泣いたことある?」
「ふふっ、とわちゃん心配してくれてるの?でも心配しないで。銀河くん、すっごく優しくて泣かされたことなんてないよ?」
くるっとした大きな目を細めて結愛花が幸せそうに笑う。ふいに瞳を揺らして不思議そうな表情に変わった。
「とわちゃん…莉壱くんに泣かされたの?」
「え?いつ?」
「えっと、一昨日だったかなぁ?そうそうテストの1日目だよ」
「莉壱が来たの?え?ちょっと待って、あの兄弟はちょくちょく会ってるの?」
「んーどうかなぁ?私が会ったのは3回かな。銀河くんと付き合ってすぐでしょ、莉壱くんの誕生日でしょ、それとついこの間」
莉壱は何の魂胆があってわざわざ言いに行ったんだ?そういえば長谷川くん、あたしに任せるって光政に言ったんだっけ。
光政たちが離れて監視がゆるくなるってことは……長谷川くんを油断させるのが狙いか?
「……ちゃん?…とわちゃん?」
「あっ、なに?」
「何ぼーっとしてるの?ふふっ。何か用事があったんじゃないの?」
「あはっ、ごめん。あのね、たいしたことじゃないんだけどね……ゆめは…長谷川くんの前で泣いたことある?」
「ふふっ、とわちゃん心配してくれてるの?でも心配しないで。銀河くん、すっごく優しくて泣かされたことなんてないよ?」
くるっとした大きな目を細めて結愛花が幸せそうに笑う。ふいに瞳を揺らして不思議そうな表情に変わった。
「とわちゃん…莉壱くんに泣かされたの?」