この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第10章 10
明るく振舞って逃れようと、鞄をテーブルの上に乗せ昨日買ったライトグレーとピンクのファーチャームに頬を寄せた。
「ほら、ふわふわっ。2つ並ぶと可愛いよねっ」
急にうなじに手を差し込まれ莉壱が顔を寄せてきた。
唇が重なる…
このタイミングでキス?
「んぅ…莉壱?」
リップ音を立てながら莉壱の唇で…歯と舌で…甘噛みされる。
莉壱はつらそうに眉間にしわを寄せるとあたしシャツのボタンを外して胸元に顔を沈め、濡れた唇で肌を吸い始めた。
ひとつの赤いシルシを付け終わると、あたしの方を見向きもせず一人浴室に姿を消した。
取り繕った言葉に納得してくれたのか、それとも何かしくじったか……
莉壱の企みが全く見えてこない状況で判断出来ないっ!
「はぁ…」
大きなため息を吐き出すと、シャツのボタンを留め直して受験用問題のプリントに手を伸ばした。
「ほら、ふわふわっ。2つ並ぶと可愛いよねっ」
急にうなじに手を差し込まれ莉壱が顔を寄せてきた。
唇が重なる…
このタイミングでキス?
「んぅ…莉壱?」
リップ音を立てながら莉壱の唇で…歯と舌で…甘噛みされる。
莉壱はつらそうに眉間にしわを寄せるとあたしシャツのボタンを外して胸元に顔を沈め、濡れた唇で肌を吸い始めた。
ひとつの赤いシルシを付け終わると、あたしの方を見向きもせず一人浴室に姿を消した。
取り繕った言葉に納得してくれたのか、それとも何かしくじったか……
莉壱の企みが全く見えてこない状況で判断出来ないっ!
「はぁ…」
大きなため息を吐き出すと、シャツのボタンを留め直して受験用問題のプリントに手を伸ばした。