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甘えた
第10章 10
「都羽が無防備なせいでぴーちゃんにまんまと仕返しされた…」
「ん?」
意味が分からず莉壱を見ると、テーブルを見つめながら氷のように固くなったアイスをガジガジとかじろうとしている。いじける子供みたい…
「仕返しって?」
「先月、ふざけてこれと同じことをぴーちゃんの彼女にやった…」
…っな!なにをやってんのっ!…ひどいっ!あの天使ちゃんに何てことするの?!外道だ!鬼畜だ!それでも友達か?
「それはぴーちゃん怒るよね?彼女も傷ついたんじゃないの?彼女を傷つけられたらぴーちゃん怒るよね?あたしのせいで仕返しされたってあたしのせいじゃないよね?莉壱がやったことだよね?」
早口で捲くし立て、莉壱の頭をべしっと叩く。
「莉壱が悪い」
アイスをテーブルの上に放り出した莉壱は椅子の背もたれに寄り掛かり、あたしに叩かれた後頭部を掻き毟る。
うわっ、勢いあまって叩いちゃった…ど、どーしよう?
でも、完全に莉壱が悪い事してる。ぴーちゃんもぴーちゃんの彼女にも酷いことしてる。
いくらふざけてたからって、やって良い事と悪い事がある。
「ん?」
意味が分からず莉壱を見ると、テーブルを見つめながら氷のように固くなったアイスをガジガジとかじろうとしている。いじける子供みたい…
「仕返しって?」
「先月、ふざけてこれと同じことをぴーちゃんの彼女にやった…」
…っな!なにをやってんのっ!…ひどいっ!あの天使ちゃんに何てことするの?!外道だ!鬼畜だ!それでも友達か?
「それはぴーちゃん怒るよね?彼女も傷ついたんじゃないの?彼女を傷つけられたらぴーちゃん怒るよね?あたしのせいで仕返しされたってあたしのせいじゃないよね?莉壱がやったことだよね?」
早口で捲くし立て、莉壱の頭をべしっと叩く。
「莉壱が悪い」
アイスをテーブルの上に放り出した莉壱は椅子の背もたれに寄り掛かり、あたしに叩かれた後頭部を掻き毟る。
うわっ、勢いあまって叩いちゃった…ど、どーしよう?
でも、完全に莉壱が悪い事してる。ぴーちゃんもぴーちゃんの彼女にも酷いことしてる。
いくらふざけてたからって、やって良い事と悪い事がある。