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甘えた
第2章 02
「うん。アンタは?その制服、隣街の進学校だよね?」

「あー、俺去年受験に失敗したの。で、今は浪人中。制服はコスプレだよーん」

「浪人生なのに勉強しないなんて余裕だね?また失敗するつもり?」

「ひでぇ……」

タバコを灰皿でもみ消すと、急に腕を首に絡みつけてきて声をひそめる。

「ねぇ?お勉強なんかやめて俺とイイコトしない?」

「あははっ。ここにナンパしに来てるの?」

あたしは参考書に視線を戻す。

「そそ、一期一会って言うでしょ?」

「さすが浪人生。ナンパする時も知的だね?やっぱさナンパは後腐れなく…」

「一夜限り」

「いいね」

話がまとまったところで、窓を閉めて帰り支度をする。光政はどこに居るんだろう?

「みーつーまーさー」

障子戸を開けながら小さめの声で呼ぶと向かいの部屋から人懐っこい笑顔をのぞかせた。

「なんすか?」

「帰るから、長谷川くんによろしく言っといて。出来れば明日また来たいんだけど…」

「わかった。今、誰かに車出してもらうっす」

「いい。アイツと帰るから」

先に玄関で待つアイツを指す。

光政はギョッとした顔をした後、小声で耳打ちをする。

「まじ?!……ケンジさんはヤバいよ」

「あはははっ。心配ないって、んじゃ」
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