この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第11章 11
「湿布どこにあるの?」
「ない」
「じゃあ、買ってくるよ。近くに薬局ある?」
「都羽がキスしてくれたら治る」
顔を横に向けた莉壱が目を瞑り、キスを求めて顎を上げた。
あーもう、完全にふざけてるよね?だったらあたしも…
「痛いの痛いの飛んでけぇ」
子供にしてあげるおまじないのように、おしりを撫でて、少し赤くなったところにちゅっと唇をあてた。
「ちょっ…!そんなとこにっ…!」
勢いよく体を起こした莉壱が、顔を真っ赤にしている。
「え?」
え?どした……?
ひょっとして照れてるの?!か、可愛い……
待て待て待てっ!そんな顔されたら、まるであたしがエロいことしたみたいで、恥ずかしいじゃないの。
「こ、氷取ってくるね」
いたたまれなくなったあたしはキッチンへ逃げようと、立ち上がりかける…
「都羽っ」
床へと押し戻すように莉壱がソファーの上から飛び付いて来た。
「……まだ帰さないよ」
肩に両腕を廻し首元に顔を埋め、縋りつく。
「ない」
「じゃあ、買ってくるよ。近くに薬局ある?」
「都羽がキスしてくれたら治る」
顔を横に向けた莉壱が目を瞑り、キスを求めて顎を上げた。
あーもう、完全にふざけてるよね?だったらあたしも…
「痛いの痛いの飛んでけぇ」
子供にしてあげるおまじないのように、おしりを撫でて、少し赤くなったところにちゅっと唇をあてた。
「ちょっ…!そんなとこにっ…!」
勢いよく体を起こした莉壱が、顔を真っ赤にしている。
「え?」
え?どした……?
ひょっとして照れてるの?!か、可愛い……
待て待て待てっ!そんな顔されたら、まるであたしがエロいことしたみたいで、恥ずかしいじゃないの。
「こ、氷取ってくるね」
いたたまれなくなったあたしはキッチンへ逃げようと、立ち上がりかける…
「都羽っ」
床へと押し戻すように莉壱がソファーの上から飛び付いて来た。
「……まだ帰さないよ」
肩に両腕を廻し首元に顔を埋め、縋りつく。