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甘えた
第11章 11
……やばい。ドキドキしてきた。赤らめた表情で帰さないとか必死に抱き付いちゃって…今、甘やかしたさ度マックスなんですけどー!!
「いつも通り居るから。ね?」
莉壱のさらさらな髪に触れながら、じわじわと満たされていく温かい心地に浸りだす。
これがそうかも……『愛を欲しがって甘えてたって自覚ないでしょ?』爽やか浪人生ケンジが言ってた言葉。
あたし今、莉壱に甘えてる。
あたしが甘やかしてるんじゃなくて、莉壱が甘やかさせてくれてる。与えてるつもりで実はあたしが与えてもらいたかったんだ。
満たされるために、もっといっぱい莉壱のこと甘やかしたい…
気付いたらあたしの方がしがみ付いていた。肩に頭を乗せ、莉壱の頬に頬を擦り寄せ目を閉じる。
あたし、彼女に申し訳ないって思いながら、莉壱の愛を欲しいって思っちゃってる……
──あ、気付いちゃった。あたし莉壱が好きなんだ……
頬を通して伝わる柔らかい温もりの中をフワフワと漂っていた。
「いつも通り居るから。ね?」
莉壱のさらさらな髪に触れながら、じわじわと満たされていく温かい心地に浸りだす。
これがそうかも……『愛を欲しがって甘えてたって自覚ないでしょ?』爽やか浪人生ケンジが言ってた言葉。
あたし今、莉壱に甘えてる。
あたしが甘やかしてるんじゃなくて、莉壱が甘やかさせてくれてる。与えてるつもりで実はあたしが与えてもらいたかったんだ。
満たされるために、もっといっぱい莉壱のこと甘やかしたい…
気付いたらあたしの方がしがみ付いていた。肩に頭を乗せ、莉壱の頬に頬を擦り寄せ目を閉じる。
あたし、彼女に申し訳ないって思いながら、莉壱の愛を欲しいって思っちゃってる……
──あ、気付いちゃった。あたし莉壱が好きなんだ……
頬を通して伝わる柔らかい温もりの中をフワフワと漂っていた。