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甘えた
第12章 12
目に飛び込んできたのは、
莉壱と女の子のツーショット写真…
「あ…」
あたしの思考回路が混乱した。
急に鼓動が速くなる。あたしの身体全部が心臓になったように脈打つ。指先も鼓膜も脈を伝え、顔が熱くなる…
キーンという耳鳴りの奥で、昨日とか下校とか女装とか…莉壱の声が小さく聞こえる。
この写真に写ってるのってぴーちゃん?
長い髪の毛だけど顔はぴーちゃんだった。
いつもみたいな笑顔じゃなくて引きつった笑いをしてるけどぴーちゃんだった。
昨日一緒に歩いていた女の子だよね?
……莉壱の彼女じゃなかったの?
──よかった……
急に立っていられなくなって床にへたり込んだ。
「都羽、どーしたの?」
項垂れるあたしの頭上からの声で、思考が正常に動き出す。
…よかったなんて思うなっ!どっちにしろあたしは気持ちに封印するんだから……
「よ、良く撮れてるね、ぴーちゃんありがと」
莉壱と女の子のツーショット写真…
「あ…」
あたしの思考回路が混乱した。
急に鼓動が速くなる。あたしの身体全部が心臓になったように脈打つ。指先も鼓膜も脈を伝え、顔が熱くなる…
キーンという耳鳴りの奥で、昨日とか下校とか女装とか…莉壱の声が小さく聞こえる。
この写真に写ってるのってぴーちゃん?
長い髪の毛だけど顔はぴーちゃんだった。
いつもみたいな笑顔じゃなくて引きつった笑いをしてるけどぴーちゃんだった。
昨日一緒に歩いていた女の子だよね?
……莉壱の彼女じゃなかったの?
──よかった……
急に立っていられなくなって床にへたり込んだ。
「都羽、どーしたの?」
項垂れるあたしの頭上からの声で、思考が正常に動き出す。
…よかったなんて思うなっ!どっちにしろあたしは気持ちに封印するんだから……
「よ、良く撮れてるね、ぴーちゃんありがと」