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甘えた
第12章 12
立ち上がってスマホを返すと莉壱に背を向けたまま、
「ごめん。急用が出来た」
小走りよりも速いスピードで玄関に向かい、靴も履かずに飛び出した。
エレベーターの下ボタンを押してかごを呼び出す。
あとちょっと…堪えろっ、あたし!
「靴履かないで行くの?」
後を追って玄関から出てきた莉壱。
「………」
「どーしたの?昨日からおかしいよ?」
優しい口調で近づいて来る。
「………」
呼び鈴が鳴りエレベーターの扉が開いた。
「都羽っ!!こっち向け……よ」
大きな声と、強い力で肩を掴まれて振り向かされた。
「…なんで泣いてるの?」
歯を食いしばってたのに…涙の押し寄せる勢いが強くて、どんどん溢れてきちゃって、こんな姿見られたくないのに……
「ごめん。急用が出来た」
小走りよりも速いスピードで玄関に向かい、靴も履かずに飛び出した。
エレベーターの下ボタンを押してかごを呼び出す。
あとちょっと…堪えろっ、あたし!
「靴履かないで行くの?」
後を追って玄関から出てきた莉壱。
「………」
「どーしたの?昨日からおかしいよ?」
優しい口調で近づいて来る。
「………」
呼び鈴が鳴りエレベーターの扉が開いた。
「都羽っ!!こっち向け……よ」
大きな声と、強い力で肩を掴まれて振り向かされた。
「…なんで泣いてるの?」
歯を食いしばってたのに…涙の押し寄せる勢いが強くて、どんどん溢れてきちゃって、こんな姿見られたくないのに……