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甘えた
第12章 12
「莉壱、ウサギちゃん貸して?洗ってあげる」

「これは俺が貰ったんだから俺が使う」

目を細めてニヤリとする。

ボディーソープで泡だらけにしたウサギちゃんの鼻先であたしの乳首をまあるく擦る。「ちゅっ」と言いながらうさぎちゃんがキスをし、もぐもぐと乳首を食べる。
完全にウサギちゃんごっこして遊んでるよね…子供みたいで可愛い。

「ねぇ莉壱、これって洗ってくれてるの?」

「洗うなんて一言も言ってないけど?」

「じゃあ、何してるのかな?」

「乳首勃ててるの」

「ちょ…!」

「俺のも勃ってきちゃった」

莉壱が顔を近づける。長い睫毛が艶めかしい。


「ここでシていい?」

下腹部に固いモノがあたる。

「する」

「くすっ。ゴム取ってくる」

ウサギちゃんのボディータオルをあたしに押し付けると浴室を飛び出した。

腰にバスタオルだけでリビングを突っ切って……男だったら許されるの?!
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