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甘えた
第13章 13
廊下から結愛花の姿を捉えた長谷川くんがリビングに駆け込んだ。

「結愛花、ごめん。ごめんな、もう大丈夫だから」

「ぎ…ぎぃ……銀河くん…ひぃ…っくぅぅ」

ぴーちゃんがいつも座っている場所で、声を引きつらせて泣き縋る結愛花を強く抱きしめながら、優しい声色でなだめる。

二人が抱き合う姿を見確かめると、ホッとして強く目を瞑った。

「久保、先に結愛花と帰ってくれ。頼む」

「うん」

結愛花だけを視界に入れ、リビングに入る。視界の端に莉壱の姿があった。テーブルから離れた場所に立っている、どんな表情をしているのか怖くて焦点は合わせられない。笑ってる…きっと片側の口の端を上げて嘲笑ってるに違いない。


「ゆめ、おうちに帰ろう」

優しく抱き込みながら体を摩る。

「とわちゃ…ん、うわぁぁーん」

泣き縋る結愛花を莉壱の部屋から連れ出した。もう来ることない部屋に合鍵を残して。


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