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甘えた
第13章 13
莉壱の策略に嵌ってしまったことが悔しくて情けなくて…
結愛花や長谷川くんに酷い事をした莉壱に怒りを感じて…

それでも莉壱を好きな気持ちは簡単に消えない。

何かを考えてるんだけど、途中から霞がかかってしまう…

ごちゃ混ぜになって何も考えられなくなる。

タオルケットにくるまり、起きたら夢だったっていう現実があるかもしれないと目を閉じても眠ることすら出来ない。

莉壱の指に唇に髪に触れられた感触も、匂いも、声も、体温も、あたしに纏わりついている。


「んーーーもうっ!」


ベッドから起き上がるとジャージに着替えた。

走れば、走って息が苦しくなれば…何も考えなくて済む。
眠くなるまで走ってこよう。

真夜中の街を走りだした。

まるで悲劇のヒロイン気取り…いや、まてよ?ヒロインはこんなにスポ根じゃないでしょ?こんなあたしって……男前?

辛くなるまで走り続け、フラフラと長い時間歩いて息を整える。そしてまた走る。

「あたしは大丈夫!!」

そう唱えながら、空が白む頃、家に戻った。
シャワーを浴びてベッドに倒れこんだ。やっと眠れる……
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