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甘えた
第13章 13
あたしの顔を見た結愛花のお母さんは柔らかな笑顔で家に招き入れてくれた。キッチンに通され、4人掛けのダイニングテーブルの椅子に縮こまるあたしの目の前に、温かいお茶が差し出される。

「ずっと銀河くんが付き添っててくれてるから大丈夫よ」

天井を指さして、ふたりが2階にいることを教えてくれる。

「おばちゃん…ごめんなさい。結愛花を守れなくてごめんなさい」

膝の上に握り拳を押しつけ、頭を下げる。

「都羽ちゃん…?都羽ちゃんのせいじゃないわ。もちろん銀河くんのせいでもないわよ」

「でも…」

「結愛花も無事だったし…ただちょっと、連れ回された恐怖で混乱していて……大丈夫よ、結愛花はそんなに弱い子じゃないわ」

「…………」

「今は銀河くんに任せましょ?都羽ちゃん、いつも結愛花のこと見ていてくれてありがとね」

そう慰めながら、あたしの肩を撫でてくれる。結愛花のお母さんは温かい人だ。
結愛花の顔を見て抱きしめたかったけれど…2、3日後にまた様子伺いに来ることを約束しておとなしく家に戻った。
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