この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘えた
第14章 長い一日
「ごめんね、心配かけて…」

「あたしの方こそごめんね」

あたしは安堵で涙声になってしまう。

二人で泣きながら抱き合っているうちにいつの間にか車は走り出していた。


「とわちゃん、もうだいじょぶだから。莉壱くんが喧嘩してる姿がすごく怖かったけど、あれは私のことを助けるためにやったことだからって銀河くんが教えてくれて…そう考えたら莉壱くんがヒーローに思えてきたよ?」

「そっか、ヒーローに助けられたお姫様だね」

ショックな記憶をファンタジーな記憶で上書きする。

「とわちゃん…ごめんね」

「ん?ゆめが謝ることなんてないよ?」

「違うの。莉壱くんが助けてくれて、おうちに着いた時、もうすぐ銀河くんが迎えにくるよって言ってくれて、頭をポンポンしてもらったの」

頬を赤く染めて照れている。

「銀河くんにも、ごめんなさい」

「ははっ。結愛花を安心させるためにポンポンしたんだろ?結愛花に勝手に触るなって言っとくから。な?」

は?莉壱が手を出したのってポンポンだけ?

「ほんとに?ゆめ、他に何もされなかった?」
/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ